激しい学園紛争をくぐってきた大学だったので入試は警察機動隊の検問の中

で行われ、入学後もしばらくは機動隊が常駐するという異常な学園生活だっ

た。経済学を専攻したが、紛争の名残で8年生・7年生が残っていて、新入生

の我々はいろいろな意味でかわいがられた。

すぐ上の学年が入試がなかったために在籍せず(体育学部だけは2年生がい

た)、3・4年生は紛争期の対立で四分五裂状態だった。

美しい女子大生の勧誘を受けて、お茶の水女子大との合同サークルに入っ

てしまった。大学生活の半分の時間を隣あわせのお茶大で過ごす時期もあっ

た。その「成果」が実らなかったのは残念であるが。大学時代は、いろいろな

意味で濃密な時間だった。

4年間のそれぞれの年について、社会的出来事・大学での出来事・自分の思

考と行動を鮮明に記憶している。人生における節目の時期だったように思う。

学習面では、農業経済学(ドクター課程の院生と大学1年生が同じゼミに所属

した)と欧州経済史のゼミに所属し、結構刺激も受けたのだが、深く研究する

こともなく卒業となった。

まわりに教師志望の人が多かったせいもあり「教師でもやるか」と千葉県の

公立高校社会科教師となった。